9月26日(水) 13:00~14:30

FG-01学校給食で取り組む地場産物の活用
公益財団法人岡崎市学校給食協会と市場との連携

講演要旨

岡崎市では、学校給食の調理と食材調達を公営財団法人岡崎市学校給食協会へ委託している。この学校給食協会が、行政と市場との間に立ち、双方のニーズをうまく取り込み、地場産物の使用量増加につなげた事例を紹介する。

平岩 靖弘
パネリスト

平岩 靖弘 氏
愛知県岡崎市教育委員会事務局
総務課給食管理係
係長

プロフィール

平成13年 岡崎市 入庁
環境部環境改善課配属
平成15年 環境部廃棄物対策課へ異動
平成23年 企画財政部企画課へ異動
平成27年 教育委員会事務局総務課給食管理室へ異動、現在に至る

地場産物納入業者の新規開拓と地場産物利用献立の作成

講演要旨

恵那市では学校給食への地場産物の納入補助制度を設けるなど地産地消率の向上に努めているが、近年利用が低迷している。そこで給食センターと連携して新規に納入業者の掘り起こしを行い、献立に取り入れるなど地場産物活用の取組みを行っている。

横光 哲
パネリスト

横光 哲 氏
岐阜県恵那市役所
農政課
農政係長

プロフィール

平成12年4月 入庁
教育委員会、企画課、環境課、財務課勤務を経て、平成29年4月より現職。
農業振興地域制度、経営所得安定対策、食農連携事業、都市農村交流等を担当している。

兵庫県宍粟市のジビエ給食

講演要旨

宍粟市では、学校給食における安全安心な食材は地産地消(日本、兵庫県、地域)の旬の食材を使った手作りであると考え実践している。
この国や地域で昔から食べられてきた料理や食材を取り入れる中で、週5回の米飯給食を実現、ジビエも利用している。

パネリスト

田路 永子 氏
兵庫県学校給食・食育支援センター
食育支援専門員

プロフィール

1975年に学校栄養職員として兵庫県に採用され、姫路市、宍粟市の学校に勤務。
2006年に栄養教諭免許を取得、2008年より栄養教諭として勤務する。
2014年3月に宍粟市立千種小学校(宍粟市立ちくさ学校給食センター)を定年退職。在職中は、食物アレルギーも考慮した安心安全な学校給食を目指し、後輩の栄養教諭とともに、行政、業者、生産者、調理員、教職員等の協力を得て、強化磁器の導入、週5回の米飯、地産地消、素材からの手作り給食を実践した。
2015年より公益財団法人兵庫県体育協会兵庫県学校給食・食育支援センターに非常勤勤務。食育支援専門員として兵庫県下の小・中学校に出向き食の体験学習の支援をしている。

まとめ

金田 雅代
コーディネーター

金田 雅代 氏
女子栄養大学
名誉教授

上野 美帆
コーディネーター

上野 美帆 氏
(一財)都市農山漁村交流活性化機構
業務第2部
地域活性化チーム

プロフィール

1992年より、当財団勤務。農林水産省補助事業により、農産物販路拡大、都市農村交流、地域資源活用などの地域活性化関連業務を担当。2003年より、オーライ・ニッポン会議事務局として、内閣総理大臣賞等を含む表彰・普及事業の主担当。2010年より、農林水産省補助事業による地産地消の推進事業に携わり、現在は、学校等施設給食における地場産物利用推進の業務を担当している。その他、(一社)日本茅葺き文化協会理事、全国中山間地域振興対策協議会事務局を務める。